経済学を実務に
――学生時代に身に着けた知識が武器になると確信した
亀山裕貴(アソシエイト)
アドバイザーやお客様との連携を通じて日々成長を実感。今後は分析力とプログラミング知識を活かし信頼されるPMを目指すとともに、データ活用で社会貢献も図りたいという目標も。
亀山2024年UTEconに入社し、現在はアソシエイトとして働いています。学部時代は、経済学や統計分析とは全く無縁の生活を送っており、大学でアフリカ政治を専攻しながら、学外ではスタートアップ企業のアフリカ地域展開に携わっていました。
その後、発展途上国の政治や政策過程に携わりたいとの思いから大学院で公共政策を専攻しました。そこでの2年間で経済学系科目を取る機会があり、経済学の面白さに引き込まれました。大学院卒業後は就職するか、経済学を一から学ぶためにもう一度別の大学院に進学するか迷いましたが、最後は自分の知識欲に逆らえず、海外の大学院の修士課程で経済学を専門的に学ぶことを選びました。専門は労働経済学です。
亀山大学院で学んだ経済の知識を活かせる仕事がしたかったからです。
私の学生時代から、UTEconは東京大学が設立に携わった経済学特化のコンサルティングファームとして有名な存在で、認知はしていました。就職先を探す段階になり、経済学の知識を活かした仕事に就きたいと考えていたため、自然とUTEconに興味を持ちました。実際に会社説明会に参加して業務内容を知るうちに、ここなら間違いなく自分の学んだ知識を実務に活かせる、スキルを磨けると確信しました。
亀山一言でいうと、「経済学の知識を使って、お客様の課題を解決する」仕事です。
UTEconではプロジェクトごとにチームを編成し、ディレクター、プロジェクトマネージャー(以下PM)、アソシエイト(私)、リサーチアシスタント(以下RA)という構成で仕事を進めます。加えて、案件に応じて助言を行うアドバイザーを大学の教員などが担います。
チームにおけるアソシエイトの役割は、RAに対する指示出しや、PMの資料作成のサポートとなります。時には、自分自身でプログラミングや分析業務を行うこともあります。
亀山私の場合、朝9時に始業し、概ね18時30分に終業します。日によりますが、主にコードレビューなどの分析業務に5割の時間を使い、他の時間を資料作成に充てています。お客様とのミーティングを準備する時期は、資料作成に割く時間の割合が増えます。
亀山入社にあたって決め手の一つでもあった、ワーク・ライフ・バランスが取りやすい点は大きな魅力です。残業は限定的で有給休暇など休みは十分に取れますので、プライベートも充実しています。
休日の面だけではなく給与や柔軟な働き方など待遇面も良いと思います。リモートワークとフレックス勤務制度が整っていますので、自分の生活スタイルや働き方に合っていると感じますね。
亀山私の場合、全職員の出社日となっている金曜日のみオフィス出社をしています。
チームで案件を進める中で、テキストだけのやりとりでは温度感が伝わりにくかったり、オンラインミーティングをセットするのが億劫なこともあるため、出社のタイミングに対面でコミュニケーションをとるよう心掛けています。
亀山職員同士の関係は良好です。プロジェクトごとにチームが編成され、各人が複数のプロジェクトに割り当てられるため、小さい会社ながら自然と多くの人と関わります。
全職員の出社日には定例ミーティングを行い、進捗状況等の確認であったり、プロジェクト外の話や雑談もしています。
イベントも活発に行われていて、プロジェクトが終わったタイミングでアドバイザーの先生方含め食事をしたり、年に2回の「オフサイト・ミーティング」では、全職員で経営課題などを話し合うなど社内交流の機会は多いです。新入社員のウェルカムランチ会といった食事会も不定期に開催しています。
亀山最初の2週間はビジネスマナーなどの基本研修を受け、その後は実際のプロジェクトに参画し、プログラミングを中心とする分析業務で経験を積みました。そこから徐々にクライアント対応業務に就いています。OJTが中心となりますが、疑問点は上司にいつでも相談できる環境が整っています。
亀山私たちは「お客様の期待に対してどう応え、いかに超えるか」という視点でビジネスをしています。一方、大学教員の方々は自ら設定した問いに対して研究をされています。
私たちの業務と目的は研究者のものとは少し異なりますが、データに分析手法を適用し分析結果を出していくというプロセスは共通しています。そのため、教員の専門的な助言を通じて分析の質が高まることは多くあると感じます。学生の頃は教員に対して心理的な隔たりを感じていたものですが、現在は共に仕事をするチームの一員として心強い存在です。
亀山プロジェクトを始める際に、ある程度仮説はあるものの、実際に仮説を検証するまでには膨大なステップが待っています。長い時間をかけてお客様との調整や地道な作業を重ね、ようやく興味深い分析結果が出てきた際は、結果が仮説に則するか、反するかに関わらず、やりがいを感じます。
また、入社当初はアドバイザーやRA、お客様と働くことに不慣れな部分がありましたが、丁寧な連絡を心がけることなどで、円滑にコミュニケーションを図れるようになりつつあると感じます。この点については我ながら日々の成長を実感しています。
亀山当面の目標は、アソシエイトとしてあと2年ほど経験を積み、次の段階であるPMとしてプロジェクトを任せてもらう立場になることです。私の強みである分析やプログラミングの知識を活かしつつ、社内外から信頼されるPMになりたいという想いがあります。
また、貴重なデータにアクセスできるというこの仕事の特性を活かし、今後も研鑽を重ねながら、対外的な成果発表を通じて社会に貢献していきたいと考えています。
亀山UTEconの魅力は、大学院で修めた経済学をはじめとする学知を直接仕事にご活用いただけることです。
コミュニケーション能力や分析スキル等は入社後に学ぶことも多いと思いますが、大学や大学院で身に着けたスキルは必ず仕事に活かせます。
大学院生で就職活動をされている方への私からのアドバイスとしては、将来を考えると何かと不安に感じることもあるかと思いますが、ご自身の価値観で「いちばん良い」と思われる会社を選択するのがベストかと思います。もし、それがUTEconであるなら、ぜひ、応募してください。ご一緒に働けることを楽しみにしています。