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東京大学エコノミックコンサルティング株式会社(代表取締役社長 川原田 陽介、以下UTEcon)は、株式会社オークネット(代表取締役社長CEO 藤崎 慎一郎、以下オークネット社)と経済学的知見に基づいた新オークション方式「マルチユニット・ハイブリッドオークション」を開発し、オークネット社において導入いただきました。
オークネット社ではこれまで自社の事業特性を考慮したうえでオークションシステムを開発、開催されておりました。
そのなかで自社会員への更なるサービス向上、また “流通商品の価値”と“社会厚生”最大化を図るため、UTEconの有するオークション理論に関する知見を活用したいとご依頼いただきました。
UTEconではオークネット社のご要望を深くヒアリングさせていただくことで、オークネット社におけるビジネス上の必要要件とオークション参加者への配慮のバランスを保ちながら、新しいオークション方式として「マルチユニット・ハイブリッドオークション」の設計を支援させていただきました。
「マルチユニット・ハイブリッドオークション」は、下記方式・ステージを採用した新しいオークション形式です。
・相場のわかりやすさという観点から、「同時競り上げ」、「単一価格」方式を採用
・入札の利便性・効率性という観点から、「複数単位」方式を初めて採用
・タイムゾーンの異なる会員が入札するという特性から、公平性確保のために「同時競り上げ」に加え「封印入札」の追加入札期間を採用
この新オークションの導入により、落札価格の秘匿性を確保しつつ、あらゆる業態・事業規模の会員がタイムゾーンを問わず、世界中からより公平にオークションに参加することが可能となります。
新オークション方式がオークネット社の事業発展に貢献することをお祈り申し上げるととも、今後も経済学や関連分野における研究成果を活用したサービスを提供してまいります。